診療内容


※歯の治療や予防については、日本歯科医師会ホームページテーマパーク8020でわかりやすく紹介されていますので、ご参照下さい。

むし歯治療
 私が開業した1984年(昭和59年)頃は、特にむし歯になりやすい臼歯咬合面の裂溝(かむ面の深い溝)は、少しでも黒くなっていたら、歯を削ってアマルガムを充填していました。私が学校歯科医になったのは1999年(平成11年)でしたが、既に定期健康診断でCO(シーオー)という概念があり、初期う蝕でも実質欠損のない(穴のあいていない)歯は、削らずに経過観察し、一方でむし歯に進行しないように歯みがきや特に砂糖の取り方に関連した食生活に気をつけるという考えが私の診療所では基本的な考え方となっています。学校歯科医になっていなければ、相変わらず、歯を削って詰め物をしていたかも知れません。

健康な歯

CO(要観察歯)

C(治療を要するむし歯)

CO 歯垢の付着があるが歯石の沈着はなく、定期的な観察が必要で、生活習慣の改善と注意深いブラッシング等の適切な保健指導を行なうことで炎症性症候が消退する程度の歯肉炎を有するもの


歯周病
 歯周病は最近は特に雑誌やテレビでもよく取り上げられますので、ご存じの方も多いと思います。むし歯のように自覚症状がなく、気付いた時にはかなり進行していることもあります。前歯の歯肉をご自分で鏡をみることで、歯周病になっているか判断できます、色・形・硬さ・出血が歯肉を自分でみるポイントとなります。少しでも変だと思われたら、早い目の受診をお薦めします。これも学校歯科検診でGO(ジーオー)というのは自分で直せる歯肉炎です。一度ご自分の歯を全部歯垢染色液で染め出しをして、どこがみがけていないかを知ることが歯周病予防・治療の第一歩です。

健康な歯肉

GO(要歯肉観察者)

G(歯肉炎)


GO 歯垢の付着があるが歯石の沈着はなく、定期的な観察が必要で、生活習慣の改善と注意深いブラッシング等の適切な保健指導を行なうことで炎症性症候が消退する程度の歯肉炎を有するもの

審美歯科 
 テレビのデジタル化以来、特に見た目が美しいことが歯においても求められているように思います。私の診療所では保険診療が中心ですが、その保険診療でも小臼歯にこれまでは保険適用外だったCAD/CAM冠ができるようになり、当医院でも装着が可能です。第一小臼歯は前歯に近いので、全部金属冠だと見た目が良くないと思われる方にはぜひお薦めです。


小児歯科
 保健福祉センターで一歳半、三歳児検診を実施していますが、むし歯が少なくなったとはいえ、中には我が子のむし歯にお悩みの方もおられると思います。嫌がる子どもの歯を「削って詰める」より、まずむし歯になった原因をお母さんと一緒に考え、毎日の歯みがきやおやつの取り方を見直すことから始めたいと思います。フッ化物はむし歯予防に極めて有効ですので、積極的に取り入れることをお薦めしています。


マウスガード
 
マウスガードは歯・口のけがの防止や軽減化を図ることが可能で、スポーツ中の安全確保に役立ちます。スポーツの種類によって義務化・推奨・許可という段階で使用されています。市販品のマウスガードより、歯型とかみ合わせを取り作製する精密なタイプのカスタムメイドのマウスガードがお薦めです。


診療方針診療内容アクセス院長紹介ブログHOME



inserted by FC2 system